どこでNISA口座を開設したか忘れた時の対処法

新NISA・NISA

本記事では、NISA口座を新しく作ろうとしたら、すでに別の金融機関で口座が作られていて、お目当ての金融機関での口座開設ができないときの対処法について解説します。

ゆるマネくん
ゆるマネくん

どこでNISA口座つくったっけ?

NISA口座は「1人1口座」ってどういうこと?

NISA(ニーサ)口座は、税金がかからない特別な投資口座です。ただし注意点として、「1人につき1口座」しか作れないルールがあります。

つまり、楽天証券・SBI証券・マネックス証券など、複数の金融機関で同時にNISA口座を持つことはできません。すでに開設している口座があると、新たに別の証券会社で開設しようとしても、税務署のチェックで弾かれてしまいます。
そのため、「どこで開設したか」を把握しておくことがとても大事になってくるのです。

NISA口座を開設した証券会社を忘れたときの確認方法

それでは本題のNISA口座を開設した証券会社がどこなのかを確認する方法について紹介します。
確認方法は下記3つです。

  • e-Taxのマイページを利用する
  • 最寄りの税務署で照会する
  • これまで取引のある金融機関に問い合わせる

e-Taxのマイページを利用する方法

e-Taxでの確認方法については、国税庁のウェブサイトに記載がありました。
詳しくは「NISA口座の開設状況をe-Taxで確認できるようになりました!」の記事をご確認ください。

この記事でも一緒にみていきましょう。

ステップ1:e-Taxのページにアクセスする

まずはe-Taxのページにアクセスしましょう。

ステップ2:e-Taxにログインする

次にe-Taxのページの右上にあるログインをクリックします。
個人を選択し、マイナポータル経由・マイナンバーカード / スマホ用でんし証明書・利用者識別番号の3つのうちのいずれかでログインしましょう。
マイナンバーカードを持っている人はマイナンバーカード経由がスムーズです。

マイナンバーカードでの認証が終われば、e-Taxにログインできたかと思います。

ステップ3:e-Taxのマイページで確認

e-Taxにログインできたら、下の方にあるマイページをクリックしてください。マイページの下の方にNISAの項目があると思います。このNISAをクリックします。
するとNISA口座開設情報が確認できます。

最寄りの税務署で照会する方法

実は、お住まいの地域の税務署で確認することもできます
マイナンバーカードを作っていないかたはこちらの方法がいいかもしれません。
税務署の窓口で、「非課税口座の開設先金融機関を確認したい」と伝えましょう。
すると、「非課税(未成年者)口座の開設先金融商品取引業者等に関する確認依頼書(通称:依頼書)」という書類をもらえます。

この依頼書に必要事項を記入し、本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)と一緒に提出すれば、後日、自分がどの金融機関でNISA口座を開設しているのかを教えてもらえます。

※手続きの内容や必要書類は税務署によって異なる場合がありますので、事前に電話やウェブサイトで確認してから訪問するのがおすすめです。

これまでに取引のある金融機関に問い合わせる方法

「なんとなく口座を作った気がするけど、どこの証券会社だったかな…?」
そんなときは、過去に取引したことがある金融機関に直接問い合わせてみましょう

たとえば、以下のような経験があれば、その証券会社にNISA口座がある可能性があります。

  • 昔、株や投資信託を少し買ったことがある
  • ポイント投資を試したことがある
  • キャンペーンに惹かれて口座開設したことがある

問い合わせ方法

たいていの金融機関には、カスタマーサポートの電話窓口やチャットサポートがあります。
「NISA口座が自分名義で開設されているかを確認したい」と伝えれば、本人確認のうえ、調べてもらうことができます。
問い合わせ時に必要になることが多いのは以下の情報です!

  • 氏名
  • 生年月日
  • 住所
  • 登録した電話番号やメールアドレス(覚えていれば)

本人確認ができれば、NISA口座の有無やその状態について案内してもらえるはずです。
この方法は「マイナポータルを使うのはちょっと面倒…」「税務署に行くのも面倒….」という方におすすめです。
ただし、時間帯によっては電話がつながりにくいこともあるので、平日の午前中など余裕のあるタイミングで問い合わせるとスムーズです。

NISA口座の管理を忘れないコツ

「口座どこで開設したか忘れた…」という事態を防ぐには、NISA口座の管理を“仕組み化”することが大切です。
対処法として下記のようなものがあるので参考までに!

  • 記録を残す:証券会社名・ログインID・パスワードをメモ帳やパスワード管理アプリで管理
  • 資産管理アプリを使う:「マネーフォワードME」や「マネーツリー」で証券口座を連携すれば残高も一目で確認できます
  • 定期的にログインする習慣をつける:放置していると存在すら忘れがち。月に1回でもアプリを開くと意識が変わるかと思います

よくある質問と注意点

最後によくある質問と注意点についてまとめます。

Q
NISA口座を複数開設してしまったらどうなる?
A

税務署で重複確認され、どちらかは無効になります。

Q
間違って別の証券会社で申し込んだ場合は?
A

金融機関変更届出書で変更が可能です。

まとめ

NISA口座はとてもお得な制度ですが、「1人1口座」というルールがあるため、どの金融機関で開設したかを忘れると、困りますよね….
今日のまとめです!

  • 一番確実な方法は「e-Tax」での確認
  • 記憶があいまいな場合は、最寄りの税務署で照会するか、証券会社に問い合わせたり、郵送物・メールを探すのが有効です
  • 忘れないためには、日頃からID・パスワードや口座の記録をきちんと残しておくのがベストです

これを機に、自分のNISA口座の状態をチェックしてみましょう!
それではまた!

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